診療内容
小児皮膚科
Pediatric dermatology
お子さまの笑顔のために、
将来のために、今できることを。
お子さまの肌トラブルで、「どうして治らないの？」「将来、アレルギーになってしまうのでは？」と不安に思われる方も多いでしょう。当院では、そんなご家族をサポートいたします。薬の塗り方や治療の進め方など、ご不明な点をいつでもお尋ねください。また、定期的な診察で、お子さまの肌の状態をしっかりとチェック、適切な治療を行います。
アレルギーは皮膚から始まるとも言われています。将来の花粉症や食物アレルギー疾患の予防のためにも、お子さんの皮膚症状は皮膚科医にお任せ下さい。
キッズスペースなど、お子さまが安心して過ごせる環境も整えております。お子さまの肌のことでお悩みでしたら、一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。
主な症状
小児アトピー性皮膚炎
Atopic dermatitis
皮膚の乾燥やアレルギー体質を背景として、主に顔、肘の内側、膝の裏などに湿疹が現れ、強い痒みが続きます。
最近の研究では、かゆみが続くと細かい掻きキズからアレルギー物質（食物、ハウスダスト、花粉など）が侵入し、徐々にそれらにアレルギー反応を起こすようになると考えられています。皮膚でアレルギーが成立した物質が目に入ったり吸い込まれたりすると、喘息や花粉症になるため、「アレルギー・マーチは皮膚から始まる」とも言われています。
治療には、保湿を徹底し、ステロイドや非ステロイド性の外用薬で継続的に炎症を抑えることが重要です。定期的な診療を通じて、症状の管理と生活指導を受けることを推奨します。
乳児湿疹
Infantile eczema
頭、眉、頬、耳、首、脇、おむつ部などに広がる赤い発疹を総称して乳児湿疹と呼びます。
症状が長引き慢性化したものをアトピー性皮膚炎と呼びます。
アレルギーは火事に例えられることもあり、全体に燃え広がる前に消してしまう方が、薬も少なく、症状も軽く済むと考えられています。
おむつかぶれ
Diaper rash
おむつかぶれ着用部に発生する皮膚炎です。おむつの中だけでなく、肛門や陰部などの排泄物の刺激を受けやすい部位や、紙おむつのギャザーの当たる部分（腹、太もも）に一致して皮膚炎ができることが多いです。対策は、涼しい環境に身を置き、皮膚を清潔に保つことです。
水以外の成分を含んだおしりふきや、拭き取り時の強い摩擦は症状を悪化させる事があるので気をつけましょう。
治療は、生活指導に加え、ステロイド外用薬や保湿剤を用います。
いぼ
Wart
手足のいぼ（尋常性疣贅）は皮膚に小さな突起物や固い部分ができる疾患です。原因はヒトパピローマウイルス（HPV）というウイルスで、触ることで顔や体にもうつる事があります。
年齢とともに顔に出来るものもいぼ（脂漏性角化症）と呼びます。こちらは紫外線で代謝されなくなった皮膚表面の細胞が増殖し盛り上がったもので、違うものです。ただし、小さい物は区別が難しい場合もあります。
治療は、凍結療法、レーザー治療、外科的切除などがあります。いぼの種類や場所に応じて適切な治療を選択し、再発を防ぐために治るまでしっかりと通院することが重要です。
とびひ
Impetigo
夏に子どもに発症することが多いです。
わずかな湿疹や傷などに、細菌（黄色ブドウ球菌や連鎖球菌）が付着して、全身に広がります。鼻の穴の中に原因となる細菌がいるため、鼻の周囲から発生したり、鼻を触った手で体を描いて広がったりします。治療は、抗生物質の内服薬と外用薬を中心に、症状に応じて、痒み止めの内服薬を用います。
傷口の表面に細菌が付着しているため、入浴時に洗い流す事も重要です。
ひなぎく皮膚科クリニック
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