ターナブ(ターゲット型ナローバンドUVB療法)
tarnab
ターナブ(ターゲット型ナローバンドUVB)とは?
ターナブ(ターゲット型ナローバンドUVB療法)は、特定の皮膚疾患に対して、限られた紫外線波長を照射する治療方法です。
湿疹やアトピー性皮膚炎などに効果的で、従来の紫外線治療と比較して赤みや色素沈着の副作用が少なく、かゆみを軽減することで患部の「掻く行為」を減少させることが可能です。
特に、内服薬や外用薬だけでは効果が見られなかったり、長期化している症状の治療に効果的です。
痛みや熱さをほとんど感じないため、小さなお子様も安心して受けられます。

ターナブの適応疾患(保険適応)
- アトピー性皮膚炎
- 尋常性乾癬
- 掌蹠膿疱症
- 白斑
- 菌状息肉症
- 悪性リンパ腫
- 慢性苔癬状粃糠疹
- 円形脱毛症
- 類乾癬
ターナブの特徴
01かゆみに効果的
ターナブの特定波長は、赤みや色素沈着の副作用を最小限に抑えながら照射可能です。
この特性は、外用剤の効きにくい慢性的な痒疹やアトピー性皮膚炎に特に有効です。
患部のかゆみを和らげ、肌の自然な治癒過程を促進します。
02アトピー性皮膚炎に有効
日本皮膚科学会による「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」では、ターナブのような紫外線療法が代替療法の1つとして推奨されています。
アトピー性皮膚炎に特有の症状を効果的に緩和し、生活の質の向上に貢献します。
03ステロイド外用剤の使用量減少
照射を継続することで、症状が改善し、ステロイド外用剤の必要量を減少することが可能になります。
これにより、長期的な副作用のリスクも低減されます。
04小さなお子様でも安心
従来の紫外線療法と比べて、ターナブは少ない回数での効果の実感が可能です。
治療は光を当てるだけで、痛みはなく、副作用も少ないため、小さなお子様でも安心して治療を受けることができます。
注意事項
下記いずれかに該当する方は、治療をお受けいただけない場合がございますので、ご了承ください。
- 日光過敏症(紫外線を含む、日光に対して過敏症がある方)
- 膠原病があり、日光によって増悪する可能性がある方
- 皮膚の悪性腫瘍(がん)や前がん状態(皮膚がんの一歩手前、日光角化症など)がある方
- 免疫抑制効果のある特定の内服薬や外用剤を使用している方
リスク・副作用について
- 最も一般的な副作用は、紅斑(赤み)、水疱(水ぶくれ)等の症状ですが、照射量や治療回数の上限を守ることで、安全で効果的な治療が可能です。
治療の流れや質問等は、医師・スタッフにお気軽にご相談ください
ひなぎく皮ふ科クリニック
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00 ~ 13:00 | ● | ● | ● | ● | |||
15:30 ~ 16:00 (美容のみ) |
休診 | ● | ● | 休診 | ● | ★ | 休診 |
16:00 ~ 20:00 | ● | ● | ● |
★土曜日は14:00 ~ 18:00です。一般皮膚科も診療しています。
※時間予約制
※受付は診療時間の30分前に終了
※定休日:月曜・木曜・日曜・祝日
